耳をすませば実写版高台のロケ地どこ?図書館やイタリアの撮影場所を紹介!
1995年にスタジオジブリでアニメ映画化され、大ヒットを記録した『耳をすませば』。
原作は柊あおいさんの漫画です。
実写版は『耳をすませば』は、清野菜名さんと松坂桃李さんがダブル主演、監督はヒットメーカーの平川雄一朗さんで、2022年10月14日に公開されました。
この映画は、原作・アニメでも描かれた夢を追う少年・天沢聖司と読書が大好きな少女・月島雫の中学時代と、アニメではなかった2人の10年後を描いた完全オリジナルストーリーで構成されています。
この記事では、『耳をすませば実写版高台のロケ地どこ?図書館やイタリアの撮影場所を紹介!』と題し、撮影時のエピソード等と一緒に撮影場書について詳しくお届けします。
最後までご覧くださいね。
このブログで書かれている内容
耳をすませば実写版高台のロケ地どこ?
実写版『耳をすませば』のクライマックスシーンの高台ロケ地はどこでしょう。
アニメでは『聖蹟桜ヶ丘いろは坂の高台』が聖地とされています。
実写版もいろは坂の高台か調べてみました。
実際の撮影場所は、『横浜にある金沢動物園』でした。
松竹の西麻美プロデューサーによると、ロケ地を探すのに一番時間を掛けたのは『高台』の撮影地だそうです。
アニメの聖地の聖蹟桜ヶ丘のいろは坂の高台は立入禁止区域だったことと、景色は良くても斜面で撮影のためのカメラの設置が困難であったということで、別の撮影地を探すことになったそうです。
西プロデューサーによると、撮影場所の条件が、街並みが見えることと、撮影ができる場所が確保できる場所であることや、二人乗りができる場所等で金沢動物園が選ばれたそうです。
ですが、金沢動物園も市営の動物園であることから、朝焼けの時間帯の撮影等色々交渉するのに時間が掛かったそうです。
最終的に撮影許可が下りたことは、『耳をすませば』の知名度があったことかもしれない、と西プロデューサーは語っています。
撮影スタッフによる情報収集と粘り強い交渉術があって、結果的にとても素晴らしい銘シーンの撮影ができたんですね。
景色のモデリングは別の場所
朝日の景色のモデリング場所というのがあったそうで、そのモデリング場所は別の場所でした。
美術監督の黒田聡さんが「実際に夜明けを見たい」ということで、ロケハンが行なわれたそうです。
多摩丘陵から都内を見下ろすことができる場所を探したところ、「よみうりランド」内にあるバンジージャンプのジャンプ台の鉄塔が選ばれたそうです。
ちなみにこのジャンプ台は、高さ22m、マンションの7階位の高さだそうです。
太陽が昇るシーンは、この時撮影されたものを使用しているそうです。
余談ですが、この日の前日、黒田さんはこのシーンを担当する男鹿さんという方と一緒に飲みにいっていて、酔いが醒めやらぬ状態での撮影だったそうです。
『カメラ持つ前に頭クラクラして、男鹿さんも酔ってて、てっぺんの細い所までスタコラ昇ってっちゃって。アブナイ、アブナイって(笑)。』
とインタビューで語っています。
何事も起こらなく、撮影が無事終了して良かったですね。笑
感動のクライマックスシーンの裏側に、こんな秘話があったんですね。
スタッフさんの温かい人間関係も感じられます。
そんな温かい撮影現場だったからこそ、素晴らしい作品が出来上がったのかな、と思います。
耳をすばせば実写版図書館の撮影場所はどこ?
次に、『耳をすませば』で有名な、雫のお父さんが務める図書館の撮影場所について調べてみました
図書館も聖地の聖蹟桜ヶ丘いろは坂に実在するのでしょうか。
アニメでいろは坂通りに図書館が建っていますが、実際には図書館はなく、『いろは坂桜公園』があり、図書館は存在しませでした。
つまり架空の図書館ということになります。
アニメでも、実在するお店や場所が多く登場するので、図書館も存在すると思っていたので、少し驚きました。
アニメでのモデルは『多摩市立東寺方図書館』という情報もあるようですが、実写版の図書館のモデルは栃木県の『栃木県立図書館』でした。
白い外壁にグレーの階段がマッチして、少し坂のある場所に建っている大きな図書館です。
聖司と雫が出会うシーンの実際の撮影は、栃木県立図書館ではなかったようです。
東京都福生市の福生市中央図書館で撮影されたようです。
X(旧Twitter)で『福生市中央図書館で撮影が行われた』という情報がありました。
耳をすませば実写版イタリアの撮影場所はどこ?
イタリアの撮影地について調べました。
撮影当時、新型コロナウイルスの影響で、海外ロケを断念することになったそうです。
国内ロケの撮影地は大きく分けて2つに分かれていました。
国内でのイタリアのような外観で撮影できる素敵な街はどこでしょうか。
シーン毎に分けてご紹介します。
天沢聖司がイタリアの街でチェロを演奏するシーンの撮影地は?
松坂桃李さん演じる天沢聖司がチェロを持って、「翼をください」を街角で演奏するシーンの撮影地はどこでしょう?
くるりと曲がった階段に立って演奏している人や、演奏を聴きに集まった人々に囲まれて演奏しているシーンは、イタリアの街角そのもののです。
日本にこんな素敵な場所があるのでしょうか?
撮影地は、和歌山県のテーマパーク、和歌山マリーナシティ内の『ポルトヨーロッパ』でした。
ポルトヨーロッパは、和歌山の西部に位置し、フランス、イタリア、スペインの街並みを本格的に再現した、海に面したロマンチックなテーマパークです。
松坂桃李さんの演奏の撮影は、地中海沿岸の漁村「イタリアのFINO(フィーノ)」がモチーフとなした場所で行われていますが、イタリヤ現地のスタッフによるイタリアでの撮影映像も合成されて一つの映像となっているそうです。
合成とは思えない素晴らしい映像になっています。
本当に合成なのかな?という目線で観るのも、また楽しめるかと思います。
ちなみに、私は全く気づきませんでした。笑
和歌山マリーナシティ
和歌山マリーナシティには、遊園地や黒潮市場、和歌山マリーナシティホテル 、 紀州黒潮温泉 、 紀ノ国フルーツ村等、かなり大きなテーマパークです。
特に黒潮市場は知名度が高く、マグロの解体ショーや新鮮な海鮮丼、バーベキュー等が楽しめます。
ご家族やカップルで楽しめるテーマパークです。
天沢聖司が燕尾服姿のシーンの撮影地は?
天沢聖司が演奏会前に、燕尾服姿で清野菜名さん演じる月島雫が来るのを待っているシーンです。
茶色い壁の洋館で、日本にこんな美術館のような洋館が存在しているのでしょうか?
撮影地は、兵庫県の神戸フルーツ・フラワーにある、『神戸ホテルフルーツフラワー』です。
周囲にはカフェのテーブルとイスに腰かけている人や、シャボン玉をしている子どもがいたり、日常を演じるイタリア人の方が沢山いて、イタリアそのものの雰囲気です。
神戸ホテルフルーツフラワー
神戸ホテルフルーツフラワーは「大自然に囲まれた異国情緒漂う森の中の洋館」をコンセプトとし、オランダの国立美術館を模したお城のような外観となっています。
敷地内では、遊園地があり、バーベキューや源泉かけ流し温泉が楽しめます。
また、1日1組限定のプライベートウエディングもできるそうです。
まとめ
『耳をすませば実写版高台のロケ地どこ?図書館やイタリアの撮影場所を紹介!』というテーマでお届けしました。
ラストシーンの高台は、いろは坂の高台ではなく、横浜の金沢動物園でした。
日の出の撮影と、モデリングとなった場所は、「よみうりランド」内にあるバンジージャンプのジャンプ台の鉄塔でした。
雫のお父さんが務める図書館について、いろは坂には図書館は存在しませんでした。
外観のモデルは、栃木県の『栃木県立図書館』で、図書館の中の撮影は、東京都福生市の福生市中央図書館でした。
天沢聖司が街角でチェロを演奏するシーンは、和歌山県の和歌山マリーナシティでした。
映像は、本場イタリア現地の映像も合成されているとのことです。
天沢聖司が燕尾服姿で月島雫を探しているシーンは、神戸ホテルフルーツフラワーでした。
どのシーンも素敵な映像となっています。
金沢動物園や和歌山マリーナシティ、神戸フルーツ・フラワーパークは、家族連れやカップルでも楽しめる施設です。
耳をすませば実写版高台のロケ地どこ?図書館やイタリアの撮影場所をご紹介しました。
是非実際の撮影地を訪ねてみてください。
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